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現在では年間15万件も行われている相続放棄ですが、相続放棄の手続きの際に発行される「申述受理通知書」と「申述受理証明書」という重要な書類をご存知でしょうか?

この申述受理通知書を入手できないと、相続放棄の手続きは完了していないといわれるほど重要な書類です。

 

ここでは、相続放棄の際に入手すべき申述受理通知書について、くわしく解説していきます。

申述受理通知書を受け取れば、相続放棄の手続きは完了

相続放棄の際に受け取る申述受理通知書

相続放棄の申述受理通知書は、相続放棄を選択した相続人が家庭裁判所に対してその旨を申述し、家庭裁判所が

 

「間違いなく申述を受理しました」

 

と、相続人に対して通知する書類です。

 

つまり、この申述受理通知書を受け取った時点で、相続放棄が家庭裁判所に認められたことになりますから、申述受理通知書は相続放棄の手続きの完了を意味する書類といえるでしょう。

 

 

相続放棄の申述受理通知書の使いみち

相続放棄の際に受け取る申述受理通知書の使い道

相続放棄は、通常、多額の借金を相続してしまう事態を避けるために選択される方法です。

そして、相続放棄の申述受理通知書は、相続放棄の手続きの完了を示す書類です。

そのため、申述受理通知書は、借金の債権者に対して、

 

「私の相続放棄の手続きは完了していますから、被相続人の借金とは何の関係もありません」

 

という事実を示すために主に使われます。

 

申述受理証明書が必要となるケースもある

借金の債権者に対して申述受理通知書を示せば、通常は問題ありませんが、申述受理証明書の提示が求められるケースもあるようです。

 

 

申述受理証明書とは?

相続放棄時に入手すると便利な申述受理証明書とは

申述受理通知書は、申述の受理を通知するための書類であるのに対して、申述受理証明書とは、相続放棄の申述を受理したことを家庭裁判所が証明する書類です。

申述受理証明書は、申述受理通知書よりも証明力のある書類であると考えればよいでしょう。

債権者に提示するほか、申述受理証明書は相続登記の際にも必要となります。そのため、相続登記が必要な方は必ず発行するようにしましょう。

 

 

相続放棄の申述受理通知書の入手方法

相続放棄の申述受理通知書の入手方法

申述受理通知書は、相続放棄の手続きが完了した時点で交付されますから、その入手にあたっては相続放棄の手続きを完了させる必要があります。

そこで、ここでは、相続放棄の手続きについて説明していきます。

 

 

相続放棄の手続きの流れ

相続放棄の手続きは、次の流れで進んでいきます。

 

【相続放棄の手続きの流れ】

  1. 相続財産を調査する
  2. 相続放棄をするかどうか選択する
  3. 管轄の裁判所を調べる
  4. 相続放棄に必要な書類を集める
  5. 申述書に必要事項を記入・提出する
  6. 照会書を入手する
  7. 相続放棄申述受理通知書を入手する
  8. 必要な場合には、相続放棄申述受理証明書を入手する

 

〈ステップ1〉相続財産を調査する

相続放棄を選択する前提として、まずはその相続財産を調査する必要があります。相続財産の調査時には、不動産・金融資産など、財産の種類によって調査方法が異なることに注意しましょう。

第九百十五条
相続人は、相続の承認又は放棄をする前に、相続財産の調査をすることができる。

 

 

 

〈ステップ2〉相続放棄をするかどうか選択する

相続財産の調査が終わったら、調査結果を踏まえて、次の3つの方法の中から相続の方法を選択しましょう。

 

【3つの相続の方法】

  • 単純承認
  • 限定承認
  • 相続放棄
第九百十五条
相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から三箇月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。ただし、この期間は、利害関係人又は検察官の請求によって、家庭裁判所において伸長することができる。

〈ステップ3〉管轄の裁判所を調べる

相続放棄の手続きは、家庭裁判所で行いますから、管轄の裁判所がどこかを調べる必要があります。

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第九百三十八条
相続の放棄をしようとする者は、その旨を家庭裁判所に申述しなければならない。

 

 

〈ステップ4〉相続放棄に必要な書類を集める

相続放棄の手続きに必要となる書類は多岐にわたります。また、申述人が誰かによって、必要な書類が異なりますので、ご注意ください。

 

 

〈ステップ5〉申述書に必要事項を記入・提出する

家庭裁判所に提出する申述書には、記入すべき事項が決まっています。

申述書の記入を終えたら、管轄の家庭裁判所に提出します。

 

 

〈ステップ6〉照会書を入手する

申述書を提出してから通常は数日で照会書が送られてきます。

照会書とは、申述人の真意を確認するための書類ですから、必要事項を記入し、早めに返送しましょう。

 

 

〈ステップ7〉相続放棄申述受理通知書を入手する

照会書を返送してから数日で相続放棄の申述受理通知書が送られてきます。

申述受理通知書を入手すると、相続放棄の手続きは完了です。

 

 

〈ステップ8〉必要な場合には、相続放棄申述受理証明書を入手する

相続放棄の申述受理証明書は、申述人が請求しないと発行されない書類です。

必要であれば、申述と同じタイミングで家庭裁判所に請求しましょう。なお、申述証明書の発行には手数料がかかります。

 

相続放棄に必要な手続きのくわしい解説は「相続放棄の手続きがわかる8つのステップ~やさしい相続マニュアル~」をご参照ください。

 

 

相続放棄の申述受理通知書は再発行できない

相続放棄の際に受け取る申述受理通知書は再発行できません

相続放棄の申述受理通知書は、再発行できません。

そのため、絶対に原本を紛失しないようにご注意ください。

 

相続放棄の申述受理証明書は再発行できる

相続放棄の申述受理通知書が再発行できないのに対して、相続放棄の申述受理証明書は、手数料さえ支払えば何度でも再発行することができます。万が一、申述受理証明書を紛失してしまった場合でも、申述受理証明書を再発行すれば債権者等への対応が可能ですので、万が一の場合にはご利用ください。

 

 

この記事のまとめ

相続放棄の受理申述書に関する専門家の見解

いかがでしたか?

相続放棄の申述受理通知書は、相続放棄の手続きが完了したことを示す重要な書類であり、同時に、その入手は相続放棄の手続きのゴールともいえる書類です。

早め早めに相続放棄の手続きを済ませてしまい、期限までに余裕をもって申述受理通知書を入手することをおすすめします。

 

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執筆者: やさしい相続編集部